承久元年己卯(1219)八月小
承久元年(1219)八月小廿六日己丑。後藤左衛門尉基綱爲使節上洛。一院自去十三日御惱之由。依有其告也。 |
読下し ごとうのさえもんんじょうもとつな
しせつ な じょうらく
承久元年(1219)八月小廿六日己丑。後藤左衛門尉基綱、使節と爲し上洛す。
いちのいん さんぬ じうさんにちよ ごのうのよし
そ つげ あ よっ なり
一院 去る十三日自り御惱之由、其の告有るに依て也。
現代語承久元年(1219)八月小二十六日己丑。後藤左衛門尉基綱が、幕府の使いとして京都へ上ります。後鳥羽上皇が先日の13日から具合が悪いと連絡があったので、その見舞いです。