承久元年己卯(1219)十一月大
承久元年(1219)十一月大廿一日癸丑。陰。寅刻大風。巳刻風休止之後。相州新造亭顛倒。卜筮之所告。頗不快云云。 |
読下し くも とらのこくおおかぜ みのこくかぜきゅうし ののち そうしゅう しんぞう ていてんとう
承久元年(1219)十一月大廿一日癸丑。陰り。寅刻大風。巳刻風休止する之後、相州が新造の亭顛倒す。
ぼくぜいの つ ところ すこぶ ふかい うんぬん
卜筮之告げる所、頗る不快と云云。
現代語承久元年(1219)十一月二十一日癸丑。曇りです。午前四時に大風が吹き始め、午前十一時頃に吹き止んだ後、相州時房の新築の家が倒れました。占い師が云うのには、とても良くないんだってさ。