吾妻鏡入門第廿四巻

承久元年己卯(1219)十一月大

承久元年(1219)十一月大廿一日癸丑。陰。寅刻大風。巳刻風休止之後。相州新造亭顛倒。卜筮之所告。頗不快云云。

読下し                       くも    とらのこくおおかぜ  みのこくかぜきゅうし   ののち  そうしゅう  しんぞう  ていてんとう
承久元年(1219)十一月大廿一日癸丑。陰り。寅刻大風。巳刻風休止する之後、相州が新造の亭顛倒す。

ぼくぜいの つ    ところ  すこぶ  ふかい  うんぬん
卜筮之告げる所、頗る不快と云云。

現代語承久元年(1219)十一月二十一日癸丑。曇りです。午前四時に大風が吹き始め、午前十一時頃に吹き止んだ後、相州時房の新築の家が倒れました。占い師が云うのには、とても良くないんだってさ。

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