吾妻鏡入門第廿四巻

承久二年庚辰(1220)十月大

承久二年(1220)十月大十一日丁夘。亥刻。町邊燒亡。南北二町餘炎。相摸次郎入道行念。大夫尉惟信等家在其中云云。

読下し                       いのこく  まち  あた  しょうぼう    なんぼくにちょうよもえ
承久二年(1220)十月大十一日丁夘。亥刻。町の邊り@燒亡す。南北二町餘炎る。

さがみのじろうにゅうどうぎょうねん たいふのじょうこれのぶ ら いえ  そ   なか  あ    うんぬん
相摸次郎入道行念A、大夫尉惟信 等の家、其の中に在りと云云。

参考@町の邊りは、大町であろう。
参考A
相摸次郎入道行念は、時房の次男の時村で正月十四日に弟三郎資時と共に自由出家をしている。

現代語承久二年(1220)十月大十一日丁卯。午後十時頃に、大町のあたりが焼けました。南北二町(200m)ちょっと燃えました。相模次郎入道行念(時村)・大夫尉大内惟信等の家がその中に入ってます。

十一月へ

吾妻鏡入門第廿四巻

inserted by FC2 system