吾妻鏡入門第廿六巻

貞應元年壬午(1222)五月大

貞應元年(1222)五月大四日辛亥。地震。

読下し                    ぢしん
貞應元年(1222)五月大四日辛亥。地震。

現代語貞応元年(1222)五月大四日辛亥。地震です。

貞應元年(1222)五月大廿四日辛酉。被行天地災變御祭。泰貞奉仕之。御使藤匂當頼隆。祭料壹岐入道定蓮沙汰也。

読下し                     てんちさいへんおんさい おこなはれ  やすさだこれ  ほうし
貞應元年(1222)五月大廿四日辛酉。天地災變御祭を行被る。泰貞之を奉仕す。

おんし  とうのこうとうよりたか  さいりょう いきのにゅうどうじょうれん  さた なり
御使は藤匂當頼隆。祭料は 壹岐入道定蓮が沙汰也。

現代語貞応元年(1222)五月大二十四日辛酉。天地の変動を納める天地災変御祭を行いました。泰貞が勤めました。代参は藤匂当頼隆。費用は壱岐入道定蓮葛西清重の負担です。

貞應元年(1222)五月大廿五日壬申。リ。奥州逍遥于三浦海邊給。駿河前司經營盡美。

読下し                     はれ  おうしゅう  みうら  かいへんにしょうよう  たま    するがのぜんじ  けいえい び  つく
貞應元年(1222)五月大廿五日壬申。リ。奥州、三浦の海邊于逍遥し給ふ。駿河前司の經營 美を盡す。

現代語貞応元年(1222)五月大二十五日壬申。晴れです。奥州義時さんが三浦の海浜に遊びに行きました。駿河前司三浦義村の接待は、豪勢でした。

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