吾妻鏡入門第廿八巻
貞永元年壬辰(1232)六月大
| 貞永元年(1232)六月大七日丙寅。入夜大風。人屋破損。藤内左衛門尉定員小町口家自桁吹抜之。在二町余之外云々。 |
読下し よ い おおかぜ じんおくはそん
貞永元年(1232)六月大七日丙寅。夜に入り大風。人屋破損す。
とうないさえもんのじょうさだかず こまちぐち いえ
けたよ これ ふ ぬ にちょうよ の
ほか あ うんぬん
藤内左衛門尉定員が小町口の家、桁自り之を吹き抜き、二町余之外に在りと云々。
現代語貞永元年(1232)六月大七日丙寅。夜になって大風が吹き、人家が壊されました。藤内左衛門尉藤原定員の小町口の家が、桁から上が吹き抜けて200ｍも他へ行ってしまいましたとさ。
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